9月定例会 序盤その2

本町小学校の建て替えについて、わが会派は議案に反対した。
理由は 「校舎内に福祉目的の施設をつくる」 ことに対する疑問である。

校舎内に、児童たちのため以外の施設が併設されている例は、各地で見られる。
地域図書館であったり、老人福祉施設であったり。今回の件に関しても、各地と同様に文科省の方針にも沿うものだ。
問題視するものではないかもしれないが、私は、学校内に他の施設が併設されること自体に疑問がある。

もちろん、各地の事情に応じて、例えば児童数が減って空き教室が出る一方で老人福祉施設が足りない、という都心部で見られるような事情があったりするのなら別だ。
だが、藤沢では児童数が増えており教室が足りないくらいなのだがら、学校は子ども用の施設充実が先決だろう。

確かに藤沢市においても、特別養護老人ホームの入所待機者が多く、特養ホームの絶対数は不足している。
とはいえ、それは都心のように敷地不足とは別の理由で、主に福祉財源の不足に起因しており、敷地確保が困難だからではない。

で、学校の施設のあり方に関する議論が未成熟なうちに、校舎内に別の施設を設置するのは拙速である、と考えて反対することにした。
更に、福祉施設の設置に関して、校長など学校現場サイドや保護者などとの協議をする前に市教委が既定方針として話を進めていたこともわかり関係者の不興をかこって議論が混乱してしまっている、ということも重大だ。

海老根市政になってから、こうした現場の頭越しに事を進めるということが目立つ。
「市長の強いリーダーシップによる素早い決断」 「トップダウン」
による機動的な対処、とでも言いたいのだろうが、ようするに拙速なのだ。

また、この件に関連して、学校施設の有効利用が市の方針として示された。
体育館やグランド等を児童・生徒以外にも使って貰い、施設を無駄なく有効に利用しよう、ということだ。これ自体、今までもおこなっていたし私も異存はないが、その中で、強い違和感を持ったことがあった。
学校の周囲のフェンス等も広告スペースとして利用する
ということだ。

副市長は 「税収が落ち込み厳しい財政状況」 なので、「聖域なく」公共施設の有効活用を考えたい、と述べていた。
金がないから学校だろうが何だろうが、空きスペースに広告を出し収入にする…。

まるで理解できない、わけではないが、「公平」「公正」が行政には求められるのではないだろうか?
市の台所事情は苦しいのだろうが、ならば事業の見直しをするべきであり、こうした収入確保策は私は邪道だと思うのだが…。

先日、横浜市営地下鉄にのって驚いたのだが、駅名が某家電量販店の名前になっていた。また、大阪の市営地下鉄では、「マンションギャラリー何某をご利用の方はこちらでお降りになると便利です」みたいなアナウンスがあった。
こうした案内はバス停に止まる際にバスの車内放送で耳にするが、市営地下鉄もそうなったのか。 これも時代の流れ、なのかもしれないが、どうやら私は古い人間のようだな。