片瀬山その2 片瀬山未来会議

前回、片瀬山について概観した。
片瀬山の良いところ・街並み・景観・利便性 一方、片瀬山の課題は・高齢化とその対応・若い人の移入対策だろうか。
高齢者の方が暮らしやすい環境をつくるのは当然として、若い人を増やすにはどうすればよいか。このままだと、街が衰退していってしまう…。

そこで、危機感を持つ人々が 片瀬山未来会議 を立ち上げた。
片瀬山住宅地が分譲された当初の活気が失われている、と少なからぬ住民が感じているものの、具体的に何をどうするか、といってもわからない。
自治会を中心に、防災や防犯活動は熱心におこなわれている。建築協定の取り組みは素晴らしいと思うが、いずれにせよ、それらは現状への対応であり、「守り」の活動だ。

そして「守り」の結果、前回述べたように、建築を制限する協定は宅地開発を抑制し、その結果若い世代の移入が低迷する結果を生んでいる。 建築協定の、先の取り組みが求められてきたのだ。
「攻めの姿勢」へ、と言い換えてよいかもしれない。 そこで、住民の漠然とした不安を、現実の政策にしていくために住民の中から音頭取りになる人が現れたのだ。
このような、住民の皆さんのパワーは本当に頼もしく感じる。まだ立ち上がったばかりだが、これまでになかった、画期的な取り組みだと思う。今後、私に出来ることがあれば是非お手伝いしたいと思う(続く)。

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