ピケティ教授に共感
世界的ベストセラーになったトマ・ピケティ教授の
「21世紀の資本」。
日本語訳600ページの大著で、過去300年20カ国のデータを集め、資本が少数者に蓄積されていく様子を実証した功績は多大だ。
「まじめに働いても報われない、生まれた家によって将来が決まってしまう。これは我々が求める社会の姿ではない」
という信念が貫かれている。
格差自体は「『共同の利益に基づく』のならば受け入れる」としつつも、
「最も恵まれない人の利益」
に立脚し、民主主義の力を信じるピケティ教授に共感。