仕事納め

昨日、東京・永田町に行って来た。
永田町」というと「議員会館か?」となるところだが、弁護士の先生に会いに行ったのだ。

善行土地問題については、100条委として「土地取得は不当」という結論をみた。
今後は「法的責任追及まで至るか」どうか、が焦点となり、その方向性を探るために弁護士相談に行ったわけだ。

全国議長会に、相談に乗ってくれる弁護士の紹介をお願いしたところ、永田町の先生を斡旋された。
この先生は、総務省出身で、県や海外などを歴任し、自治大学校(各自治体の精鋭職員が研修するところ)で教鞭をとり、退官後、弁護士事務所を開業した、という方である。
「地方自治法」について、これ以上の人はいない、といっても過言ではないだろう。

昨日は、佐賀副委員長と私(高橋委員長の代理)、議事課長と議事課主幹の4人で、先生のお話を伺ってきた。
相談の内容について、詳細は省くが、先生からいくつか具体的な示唆を頂き、大変実りある弁護士相談となった。
午後7時頃に藤沢に戻り、佐賀副委員長と反省会を行った(以前も当ブログに登場した南口焼き鳥店)。

佐賀副委員長は、正真正銘の「海老根市長派」である。
市長にとって、議会の中では一番頼りになる、あるいは一番親しい議員だ、と言って差し支えないだろう。
そんな、佐賀副委員長だ。
100条委の主導権を野党系に渡さないため、副委員長には佐賀を
ということで、副委員長に推挙された、のだろう。私たち野党系にブレーキをかける役回りが期待されていた、と見て間違いない。
しかし、佐賀副委員長は、各委員が出来るだけ納得のいく審査が出来るように、ということに十分に配慮していたし、本件の「真相究明」、つまり委員会設置の目的に対しては終始一貫、積極的に取り組んでいたと思う。

ようするに、市長の一のシンパの佐賀議員も、大義、すなわち市長の監視機関としての「議員の使命」に忠実だった、ということだ。
当たり前だ、と言われるかもしれないし、「彼は100条委設置を邪魔していた一人ではないか」という批判もあるかもしれない。
だが、私は佐賀議員の取り組みについては、市長派議員ゆえに高く評価したい。市長が苦しい立場に追い込まれるのを承知の上での行動であり、市側・会派などのしがらみを考えるとツラかったのでは?思うからだ。
そんな中で、佐賀市議は、委員会のリード役・まとめ役を公平・公正に、立派に果たしていた。これは、市長や自派の仲間に対する義理立てよりも、
市民に対する責任感・議員としてのプライド
を強く意識していたからだと思うのだ。
委員会の場では佐賀市議は殆ど発言していないので、彼の仕事は部会者には伝わり難かったかもしれないが、私は佐賀副委員長は影の功労者だった、と思っている。

とういことで、「与野党の市議二人」っきりで、今後の委員会の方向性、藤沢市議会のこと、藤沢市長選挙の事などを意見交換し、反省会はお開き。役所は今日が仕事納めだが、100条委としては一日早く仕事納めとなった。

私は風邪を引いていたのだが、久しぶりに佐賀市議と二人で一杯やりたかったし、楽しい話が尽きないのでついつい長居をしてしまった。
これからますます寒くなるので、皆さんも風邪などにはお気をつけ下さい。

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