かわせみクラブ
新年度にあたり、会派結成を届け出ました。
メンバーは従前と変わらず、高橋・脇氏(以上社民)、竹村・大矢氏(以上無所属)、永井・佐藤氏と柳田(以上、民主)ですが、会派名称を
かわせみクラブ
と変更しました。
市議会改選後、当初は「民主・社民ネット」として、9人でスタート。
年度途中に、三野由美子氏が市長選挙に出馬にともない議員辞職、ネットの青木仁子議員が会派を離脱し「神奈川ネットワーク運動・藤沢」となり、総勢7名の「民主・社民」という会派になっていました。
今回、年度が変わったのを機に名称を変えました。
これまでと同様に「全国に誇れる藤沢市」をめざし7人の力を合わせて市民福祉向上・市政発展に取り組んでいきます。
100条委の結論その2 土地価格について
100条委員会の設置目的は
1.土地取得自体は適正か?
2.価格は適正か?
を調べることだった、のはこれまで何度も述べてきた。
取得自体が不当ならば、価格がいくらであろうがもはや関係無いとも言えるが、(当面は)不要な土地でも、それなりに価値があるのならば持っていてもよいかもしれない。
なので、やはり上記1.2.は切り離すことはできない関係にあろう。前回のブログで「取得と価格について解説する」と予告したのだが、ここはポイントを絞り、価格について説明したい。
長くなるが、ご興味のある方はお読み頂ければ幸いだ。
で、本来ならば取得自体の是非を問うてから価格を見ていくのだろうが、最終報告では不動産鑑定士とその人が行った鑑定評価について多くを割いた。
それは、昨年12月に100条委が出した「中間報告」で既に取得自体が「不当」との結論を出したからである。
中間報告を出した時点では、委員会による価格調査は行っておらず宿題となっていた。
そして、年が明けた2月初旬に委員会による不動産鑑定評価の結果が出た。価格は2760万円と、市側鑑定の四分の一である。
これが正しいのならば、「市側鑑定は高過ぎで不当な評価だ」ということになる。
この事を確認するために、再び市側鑑定士氏を証人喚問して尋問を行った結果、市側鑑定は不当で、それを誤魔化すために鑑定士氏は偽証したとの判断を固めることになった。
この「市側鑑定は不当だ」という判断の根拠は
不動産鑑定基準から逸脱している
ということである。
不動産鑑定士の仕事とは何か。いうまでも無いが、土地に値段を付けることである。
この国は、土地保有に対して課税している。だが昔のように石高で課税するのもナンセンスなので、現代の石高、すなわち「利用価値」を「金銭的価値」に置き換えた指標が必要になるわけだ。
ここに、不動産鑑定士の仕事がある。
政府が土地に課税する際の目安が必要なのだ。これは、毎年かかる固定資産税だけでなく、相続税にも当てはまる。
そして、今度は銀行融資などの担保としての役割が求められるが、公の価格は目安になる。
また、民間がある土地を取得する際の目安にもなろう。
私たちは、個人で不動産を取得することがある。普通は自分が住むための家を買う場合だ。
だが、政府であれ銀行であれ、その金を使って土地を買う(あるいは担保をとる)というのはいわば「他人から預かった金」なのだ。
政府ならば納税者、の。
銀行ならば預金者、の。
企業ならば株主、の。
ヒトの金を使って土地を買うのだから、皆に説明できる「根拠」が必要になる。
そこで、不動産鑑定士の出番、となるわけだ。
ここは非常に重要なところであり、もう一度繰り返す。表現を変えて。
「他人様の金を使って土地を買うのだから、説明責任が生じる。その代わりを不動産鑑定士がやってくれる」
前置きが長くなったが、不動産鑑定評価の重要性について、ご理解頂けただろうか。
で、この国では「公示価格」というものが政府によって定められている。全国各地の代表的な土地・地点の価格を調査し、発表している。
よく新聞に出ているヤツだ。前年比何%減、とか、銀座のどこそこが日本一高い、とか。
これに次いで「基準地価」というものがあり、これは都道府県が定めている。簡単に言えば、国基準よりも多くの地点を定めている、といえるだろうが、この二つは同じようなもの、と考えて良い。
これらをもとに、市が課税する「固定資産税」、国が課税する「相続税」の評価額が定められているわけだ。
なので、例えば市が土地を取得する際に、これら公的な地価に基づくのは当然であろう。
その意味では、市側鑑定士氏が主張していた
「自分の鑑定は基準地価に基づいており適正だ」
「固定資産評価額と乖離してはならない」
という主張は理解できる。
市が固定資産税を課税している。その根拠は国・県が決めた地価だ。で、いざ、市がその土地を買う段になって
「固定資産評価は関係無い」
というのは無体であろう。いままでその額で課税しておいて…。
もっともである。
だが、市場の評価というものも、土地評価では重要な基準となる。
善行土地問題の一連の審査の中で、市側(含む議員・民間人)は、
「民民売買と公の土地取得は同列ではない」
との発言を繰り返していた。公ならば、高くかっても良い、と言わんばかりであった。
だが、そんなことはどこの法律にも書いていない。
公が土地を取得する際には「正常価格」に基づきなさい、ということが補償基準(法ではなく政府要綱)に謳われているのみだ。
正常価格については、これまでも何度か述べてきたが、ようするに「一般的な相場」と考えて良い。
公だから、相場を無視して良い、などということは無いのだ。
で、今回は無道路地という特殊な事例であった。相場は無い、というか、はっきり言って市場では売れない土地である。
ゼロ、といってもよいが、まあ、値段をつけるのならば、道路がないから農地にしかならず、よって藤沢市内の農地の売買事例と比較して価格を想定する(しかない)ということになる。
確かに当該土地は市街化区域内にあり、農地といえど宅地にすることは可能ではある。
そこを市側鑑定士氏は強調していたが、道路がなければ宅地化は出来ないのだから、農地とおんなじ、とみるべきであろう。
現に、この土地を評価した他の三人の鑑定士は揃って「農地」並み、との評価をしている。
当該土地の固定資産評価が宅地並みになっているのも事実だが、実際の課税は農地なので宅地の三分の一となっている。
当該土地の評価が高いとしても、それは宅地になった場合を想定して、とりあえず高く評価しているだけで現実の課税は実体に合わせて農地課税をしているのである。
評価自体は高いが、実際の課税ベースでの評価は低いのだから「市が取得する段になって安く評価する」という事態は起きない。
さらに言おう。
「市が取得する際に固定資産評価を考慮しないと、課税と矛盾する」
的な発言をしていた、と紹介したが、今回のケースで言えば評価とは別に実際には農地として課税しているので当てはまらない。
では、一般論ではどうか。一人の鑑定士の意見としては有りかもしれない。
だが。
今回の彼の仕事は何だったのだろうか?
当然、当該土地の鑑定評価を行うことである。では、鑑定評価、とは何か?それは「正常価格」を導くことである。ただ、それだけ。
何が言いたいのか。つまり、市側鑑定士氏は、「公共が買うのならば」と盛んに繰り返していたが公共とかは関係ない。
買う主体が市であれ、民間・個人であれ、一般的な市場価格・相場価格が正常価格である。
ここがオカシイ。
そして「公共が買うのならば最大限の補償が必要だ」的な事を氏は述べていたが、それを心配するのはあくまでも「市」であって、鑑定士ではない。
ここは重要なので繰り返す。
鑑定士の仕事は、正常価格を算出すること。そこまで。
そこから先、すなわち鑑定士が導いた「正常価格」を踏まえ、実際に金を出して買うのは「市」である。鑑定士は公共取得の、いわば「参考価格」を出すだけであり、「取得金額そのもの」を提案する権限など無いのだ。
実際の市の取得価格を鑑定士が心配するのは「余計なお世話」なのである。
市側鑑定士氏の言い分は、市が実際に取得する金額をご丁寧に先回りして出してあげた、と言っているのと同義である。
そしてそれは、一般的な市場価格を算出するという不動産鑑定の業務から完全に逸脱しているのである。
もういちど繰り返す。
鑑定評価額と、実際の「補償価格」は同じでは無い。
市側鑑定士氏の証言は、ここが決定的にオカシイのだ。
別の言い方をしようか。
証人尋問の際、委員が「貴方の鑑定評価は不動産鑑定基準に則っていないのでは?」的な事を言って質したのに対し、市側鑑定士氏は
「補償基準というものがあり、それに則っているので問題ない」
的な発言をしていた。
これも決定的である。鑑定士が準拠するのは「不動産鑑定基準」でしかない。「補償基準」に準拠するのは、実際に買う「行政」である。たとえて言えば、和食の料理人が、「そんな魚の扱いはオカシイのでは?」と間違いを指摘されて「イタリア料理ではこうしている」と言って自分のミスを誤魔化しているようなものだろうか?ちょっと違うかな。
ともあれ、ここまでが市側鑑定士氏と他の鑑定士を分けた「原則的な部分」と言えるだろう。
で、具体的な鑑定の中身で言うと、市側鑑定士氏は当該地に生産緑地規制があることを無視しているという点であった。
生産緑地の制度について、詳細に述べることは避けるが、ようは「宅地になる土地を農地のままに据え置くことにより、市街地に農地を残して都市環境を保全する」というものだ。
この規制のメリットは、土地所有者にとって、市街化区域内は農地でもそれなりに固定資産税が高い(前述の通り宅地の三分の一)が、生産緑地になるとほぼゼロになり営農が続けられる。宅地並みの税金を払って採算がとれる作物などないだろうから。
デメリットは、農地を宅地化して有効利用したいと思っても、規制解除の要件が極めて厳しいことである。
なので、当該土地は無道路地ということに加えて、進入路にあたる部分にこの規制がかかっており、よって宅地化は困難で、その結果売れない土地だ、という事になるわけだ。
ここで、市側鑑定士氏は「公共取得ならば生産緑地規制は解除できるので(無視しても)問題無い、と判断した」と述べていた。
これもオカシイことは、「正常価格」についてご理解頂いていればお分かりだろう。確かに公共用地として市が取得するのならば生産緑地は解除できる(歴とした計画があればだが)。
だが、この土地を買う「一般的な不動産市場参加者」に生産緑地規制を解除する権限はないわけで、買う側としては農地としての利用価値しかない、と判断するのが普通である。
ので、「(一般的な市場価格である)正常価格」を算出するのならば「農地価格」で、と判断するのが妥当であろう。
ところが、市側鑑定士氏は、生産緑地規制を無いものとし「宅地」として評価したのだった。
そして、このことは「現実にかなった想定で評価せよ」という不動産鑑定基準に反している。現に、公社が取得してから3年が経過した今も、当該土地は生産緑地に囲まれており、生産緑地では営農が続いているのが「現実」である。
市側鑑定は「非現実的」な鑑定評価だったのだ。
市側鑑定士氏の当委員会での証言はこんな調子であったので、やむなく偽証罪での告発を決めたのである。
で、そこには偽証の動機、というものがあるだろう。何か「不都合な事実」を隠すために虚偽の証言をする、というのが想像に易い。
今回、委員会として偽証での告発は三名。前市民自治部長、善行地区自治会連合会会長、市側不動産鑑定士。
前の二人は、取得そのものに関しての偽証の疑いである。当委員会は
「取得ありき。価格ありき(約1億円)」
と疑っている。そのことを隠すために証人各位は偽証していたのでは?との判断である。
これ以上の詳細については、議会のHPに報告書全文が掲載されており、今回あらたに別添資料としてA3版のチャート図も作成したので、あわせてお読みいただくと分かりやすいかもしれない。ご興味のある方はそちらを参照して頂ければ幸いだ。
それにしても、大論文になってしまった。長文で大変申し訳なかったが、ある程度説明しようとするとこうなってしまう。これから市議会レポートを作成するつもりだが、どうやってまとめたらよいのだろうか(苦笑)。
この結論に至るまで随分と苦労したが、終わってみる何とも平凡である。まあ、玄人には当たり前の事が分からないから素人なのだな。仕方がないか。
ともあれ、これにて100条委の解説は終了。ここまでお付き合い頂いた方、心より感謝申し上げたい(了)。
100条委の結論
3月28日、2月定例会が終わった。
新年度の予算は賛成多数で可決、新しい副市長も決まり4月から鈴木新体制が始まる。
さて、2定本会議の最後の最後、高橋委員長から100条委の最終報告が発表された。
すでに新聞報道されている通り「土地取得は不当」なので、市は公社から当該土地を買い取ってはならない、とした。
また、本件土地取得の関係者に対し、刑事・損害賠償などの責任追及をするよう市にもとめ、議会としては委員会で偽証した3名の告発をすることを決めた。
2009年の9月定例会で共産党の柳沢議員が初めてこの問題を取り上げ、市側を質した。
その後、10月に神奈川新聞がこの問題を取り上げてから各紙が大きく報道、広く市民が知るところとなったのはご承知の通りだ。
問題発覚後、何度も100条委の設置を提案したが、そのつど市長派市議が反対し僅差で否決されてきた。
こうなったら改選後の新しい議会に賭けるしかない。
ということで、私は市議選の時に市長(及び与党議員)を批判して土地問題を訴えたが、私の支援者からすら「選挙は批判ばかりではダメだ」と随分と言われたものだ。
震災後の自粛ムードもあり、必ずしも街頭での反応が良かったとは思わないが、賛意を示してくれる有権者もいたのだ。少なくとも、知らない人から声を掛けられることは私の三回の市議選で一番多かったと思う。
私自身は得票を減らしたが、市民は見ていてくれたのだと思う。100条委設置を訴えていた新人が次々と当選を果たした。
その結果、100条委に反対していた議員が引退し入れ替わるように当選を果たした新人達が賛成に回り、初めての提案から実に1年半かけて100条委を設置することができた。
市議選は大成功だった、だろう。先の市長選で「市民の良識を示す事が出来た」と鈴木新市長は胸を張ったが、実は10カ月前の市議選の時からうねりが始まっていたのだと思う。
私にとっては100条委設置は「悲願」であったが、いざ設置されると成果が出せるかどうか、不安がなかったと言えば嘘になる。
だが、勇気を持って「市にとって『不都合な真実』」を述べる職員が相次いで現れ、土地取得の不当さが次第に明らかになっていった。
土地の価格についても「無道路地が1億円とは高すぎる」という素朴な疑問の前に「専門家による鑑定だから間違いない」「固定資産評価からみて妥当」との市側の論理が立ちふさがっていたが、こちらも専門家による鑑定評価を得て、それを手がかりに市側の主張を崩すことができた。
一方、無理な土地取得を強行した真の「動機」は明らかに出来なかったが、市議会全会一致の結論である。よくここまで来たと私は思う。
土地取得及び価格の不当性については、一定程度は明らかに出来たと自負している。委員各位が力を合わせて事にあたった成果である。
やっと終わった。長かった。
当ブログでも散々述べてきたので今回で終わりにしたいトコロだが、締めくくりとして土地取得及び価格に対する委員会の結論を解説していきたいと思う(続く)。
情報漏洩
2月定例会は代表質問が終わり、予算委員会が始まっている。
今日も朝から夜9時まで、真剣な議論がなされた。予算委員会は連日長時間の審査が続いており、竹村予算委員長以下委員各位の奮闘に心から敬意を表するところだ。
私は、といえば、100条委の最終報告書の「原案作成作業チーム」という大任がある、ということで予算審議は勘弁してもらい、専らそちらに集中させて貰っている。
で、その「最終報告書原案」が新聞社の手に渡り、内容の一部が昨日の新聞に載ってしまった。
この報告書原案は、当然ながら私たち作業チームが提示したあくまでも「案」であり、中間報告書でかなり突っ込んだところまで書いているとはいえ、最終報告書は半年以上に及んだ「100条委の集大成」となるものだ。
それだけに、委員各位の思い入れは強い。委員と各会派が案を隅々まで読み、その上で修正意見を出してくる。
なので本会議での議決まで最終報告書の公表は控える、と取り決めていた。
しかし、それがどうした訳か流出し新聞に掲載。委員会関係者からは
「約束違反だ」
との声が上がり、報告書原案流出の経緯を調べることになった。
私は、新聞記者の取材には可能な限り応えてきたつもりだ。
我が100条委は、委員各位が真相究明に真摯に取り組み調査委員会として正しく機能していると自負しており、こちらの動きを正確に(好意的にも)報道して欲しいと思っているので新聞各社には協力したい、というのが私の立場である。
しかし、委員会で「報告書『原案』の外部への公表は控える」ことを申し合わせた以上、新聞記者氏に渡すわけにはいかない。
別に隠すわけでもなんでもない。しかし、「原案」と私は言っているが、「素案」あるいは「叩き台」といってもよい。委員会議決前で要修正であり、まだ外部に披露できる代物ではないのだ。
この段階で表に出るのは不本意だし想定外だった。残念というしかないが、ここで「原案作成」から「最終報告書が全議員で共有される」までの流れを見てみよう。
2月21日
100条委開催。海老根市長らの証人尋問(これで証人尋問は終了)
3月1日
100条委開催。善行6丁目の現地視察
(2月21日と3月1日の審査終了を受け、私たち作業チームが最終報告書原案作成に入る)
3月12日
弁護士相談
→原案、といっても、いい加減なものでは委員が納得しない。弁護士先生の「お墨付き」が必要
3月13日
午前中の100条委員会前の打ち合わせで原案を提示。午後、委員会開催。鑑定士の意見聴取後、正式に原案を提示。
それを受けて各委員・各会派から意見聴取(19日の弁護士相談前が〆切り)
3月19日
弁護士相談
→各委員と弁護士の指摘事項を踏まえ、23日の委員会議決までに原案に加筆修正
3月20日
原案が流出、新聞掲載(20~22日は詰めの修正作業の最中)
3月23日
100条委に報告書「案」を提出、議決→100条委の意思決定(ここで報告書がコンクリートされる)
3月28日
本会議最終日に議決→藤沢市議会の意思決定
という経過となる。
13日に原案を示し、最終的な議決となる28日まで、結構間があるように見える。
しかし、本会議・予算委員会の合間に委員各位・各会派に原案を見て貰い修正意見を募り、それらを踏まえて加筆修正し、弁護士に報告書の不備や告発の可否について見解を示してもらい、また加筆修正し、23日に委員会で議決、となるわけだ。
議会による告発という重大事を左右する報告書である。時間がかかる・かけて当然だろう。
そうした過程を経て、事実上23日で報告書は固まる。
この日程では、委員会議決から28日の本会議まで4~5日ほど間がある。
正式決定となる本会議まで公表しないと言っても、100条委に注目してきた市民としては、23日に委員会議決されたら直ちに報告書の中身を知りたいと思うかもしれない。ので、私は委員会の議決も本会議直近が良いのでは、と思っていた。
だが一方で、何があるかわからない。もし何か起きた場合、それに対処する時間が欲しいのも事実だ。
ということで、23日委員会議決→28日に本会議で議決、というゆとりを持ったスケジュールを組んだわけだ。
こうしてみると、23日から28日の間に報告書案が表に出てしまうのならば「仕方ないかな」という気もしなくはないが、昨日の段階で、まだ固まっていない原案が流出、またそれを新聞記事にする意味が私には分からない。
まあ、記者氏はニュース性があると考えたのだろう。たしかに一紙の素っ破抜き、ではあった。
こういう事が起きるなら、23日の委員会終了後に報告書案を発表してしまうか、27日それこそ28日に委員会を開いて間髪入れずに本会議に上程するか。
日程の見直しが必要かも知れない。
こういう本質的でない所でも気を遣わなければならないのか、と愚痴も出るが、これも議会なのだろう。
最終報告書原案提出
今日は09時30分に議会運営委員会、14時30分に100条委、合間の11時30分には監査委員会が開かれ、さらに昼休みは義父の三回忌の食事会と、私にしては超過密スケジュールだった。
この定例会で私は監査委員に選任して頂いた。今日は就任後の初めての委員会ということで、青柳代表監査委員、鵜川監査委員(以上が公認会計士)と事務局職員との初顔合わせをした。
もう一人の監査委員は議会選出の松長議員で、計4人で審査を行う。
今日は一つ案件があり、短時間で審査は終了。松長議員は気心知れた同級生&同期、正直いって相方としてはこの上ない。
とはいえ大変な重責である。気を引き締めて取り組まねば。
ということで、識見の監査委員のお二方と監査事務局の皆さん(と松長議員も)、ご指導よろしくお願いします。
監査委員会終了後、食事会へ。身内だけのささやかな席で亡き葉山峻を偲びつつ、会はなごやかに進行。私は後ろ髪を引かれるも中座し、再び市役所に戻り100条委に出席。
今日は、当委員会で土地の鑑定評価をお願いした横井鑑定士の意見陳述が行われた。
前回の説明の訂正がある、ということで、ものの数分で終了。氏は30分前には役所に到着していたので、この数分のために半日費やした格好だろう。大変ご苦労なことで恐縮するが、ささいなことでも見過ごせない、というプロ魂を見させてもらった。
私は先生が早めに到着していたことをよいことに、開会前の時間を利用して報告書の一部を見てもらい、指摘事項がないか確認をさせていただいた。
専門家からみて「特段の指摘事項はない」とのことで一安心。
意見陳述終了後、報告書(案)を提案し、委員会で内諾を得た。
今後100条委としては、19日に再び弁護士先生にチェックをしてもらったのち23日に報告書を委員会で議決し、28日の定例会最終日の本会議で提案・全議員による議決、というスケジュールとなる。
で、今日の委員会に先立ち、きのう佐賀ワキ副委員長と議会事務局長、議事課主幹とともに再び永田町の弁護士先生に相談に出かけた。
事務所に向かい青山通りを歩いているときに、
「柳田さん!」
と呼ぶ声が。え、こんなところで誰?と振り向くと、なんと。
中塚一宏内閣府副大臣が車から手を振っている!
まあ、ここは永田町・平河町といった「日本の中枢エリア」なので中塚副大臣がいて何の不思議もないな。むしろ私を見てビックリしたのは副大臣の方だろう。
「いやあ、似てる人がいるなあ、と思ったら。今日は何ですか?」
「弁護士相談に来ました」
「ああ、例の件ですか。お疲れ様です。じゃあ」
と、内閣府の公用車で去って行った。ああした姿をみると「オラがセンセイも出世したんだなあ」と素直に嬉しくなる。
脱線したが、ということで約束の時間の少し前に到着。作成した資料を分析してもらった。
「おおむねよろしいでしょう。良く出来ています」
と仰って下さったのは嬉しいやらホッとするやら。みなで頑張った甲斐がある。
この先生は、以前も触れたとおり、自治大学校で教鞭をとるなど自治官僚として長く務めた後に弁護士となった、いわば地方自治のオーソリティーである。法律家としての見方のほか、地方自治についても、学者というか専門家としての見方も披露して頂けるので、ホントに当委員会のアドバイザーとしてはこれ以上の人はいないと思っている。
そういう先生に合格点を頂いた、というのは(お世辞もあったろうが)心強い。
今回、報告書の内容を明かすことが出来ないのが残念だが、これについては、まだ原案を委員各位に披露した段階に過ぎず、これから修正意見が出てくるのを待っているところなのでご理解いただければ幸いだ。
ただ、既に中間報告でかなり踏み込んだところまで書いており、基本路線については大きな変更はない、ことはお伝えしておきたい。
ともあれ、この最終報告書(案)の作成作業で、このところ寝不足だった。今日は久ぶりにゆっくりできそうだ。
なんて言うと、明日の代表質問を控えている高橋団長や、これから予算委員会の長丁場に臨む会派の同僚議員から怒られそうだが。
